□ 例会NO.9 「病院建築計画とIT

  病院における情報化とは何かといったことを病院の情報システムに携わっている方のお話を聞くことができました。


と き 2002年1月30日(水) 18:30〜21:00

ところ (株)日本設計本社29F PR室
(新宿区西新宿6-5-1 新宿アイダンドタワー JR新宿駅徒歩10分)

てーま&発言者 病院建築計画とIT
  高橋 泰(国際医療福祉大学教授)
  
中村 巧(日本ヘルスケアコンサルタンツ)
  奥山康男(川崎病院 放射線技師)
  阿曽沼元博(富士通?公共営業本部医療統括営業部 統括部長)

かいひ 一次会[90分]¥1,000-(一次会のみ出席可)
二次会[60分/軽食・ドリンク代]¥1,000-(二次会のみ出席可)

世話人
五代正哉 須田眞史 鈴木章子 高橋泰 高橋良江 中村巧*
(*今回担当幹事)

主 旨  最近の病院は電子カルテを始めとする情報技術(IT)が導入されてきています。ネットワークを介して様々な部署にあるコンピュータや医療機器がつながることで患者の医療情報が共有され、チーム医療や患者への情報提供のための新しい方法が育ち始めてきているのはその一端でしょう。
 しかし、これらの情報化によって、建築計画がどのように変わっていくのかということに関しては、まだ漠然としており、方向性が見えないのが現状だろうと思います。例えば、下記に示したような疑問を感じている人も多いかもしれません。

・近い将来、医療情報がすべて電子化される可能性はあるのか。そのことによって紙のカルテや放射線のフィルムがいらなくなり、いままであたりまえの様にあった病歴室やフィルムの保管庫はもう必要なくなるのか?

・今後紙やフィルムが中心の業務からコンピュータの画面によるものへと変わっていくのだろうか。その場合、環境をより快適にするために、診察室やナースステーションなどの空間や設備は変えていく必要があるのか。

・ネットワーク化がどんどん進めば当然病院の中だけではなくて病院の外部とのネットワーク化が促進される。ネットワーク化はどこまで進むのだろうか。そのことによって、今までの病院や診療所の姿が変わっていくのか。自宅と病院をネットワークで結べば、病院に行く必要はほとんどなくなるのか。

 上記の答えが今回のユースクラブで明確になるかどうかは別として、病院の情報システムに何らかの形で携わっている人の話を聞くことで、病院における情報化とは何かといったことを探り、建築計画との関連性を考えるきっかけとしたいと思います。 (中村)

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