旧年中は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
本会では昨年、研修事業として、恒例の見学会をはじめ「病院建築/福祉建築講座」や「医療福祉建築フォーラム」などを実施しました。お陰さまで、いずれも活況を呈しましたが、定員オーバーとなる研修会があり、会員の皆様にはご迷惑をおけしましたこと、この紙面を借りてお詫び申し上げます。また一部の見学会では、受付と同時に定員に達したこともあり、受付の仕方についても今後改善策を考えたいと思っております。
課題研究としては、「医療施設における日常的施設環境整備の普及に関する研究」を実施中です。多くの会員の皆様のご協力を頂きつつ、ワーキンググループで本格的な分析考察に入っております。このほか、補助金研究として、「高齢者施設の建物の安全性に関する調査研究」を進めています。アンケート方式による悉皆調査および現地視察もほぼ終了し、分析考察に入っているところですが、いずれも今春にはその成果をお目にかけることができると思います。
編集発行関係では、会誌 「医療福祉建築 」、恒例の「医療福祉施設建築情報シート集」、「JIHa Date File 2009」をはじめ、「病院手術部の運用に関する研究報告書」や「病院の部門別面積に関する研究報告書」を編集発行しました。また「医療施設の設計者等選定マニュアル」をHPにアップしました。本年も数点の研究報告書や書籍の編集発行等を計画しています。
法規関係では、関係省庁の通達、法令及び施設基準などの改正点などをHP、Information From JIHaの付録を通して適時、情報発信を行ってきました。
さて、昨年は国際交流事業として、大きな行事がふたつありました。ひとつは、中国の上海において4月末に開催された日中韓による「東アジア・シンポジウム」です。もうひとつは、日英交流150周年記念事業の一環として9月初旬に開催された在英国日本国大使館におけるシンポジウムです。これは、英国王立建築家協会・医療福祉建築グループとの共同企画ですが、これにからめて2009年度の海外医療福祉建築研修を英国のベルファーストとロンドンにて実施致しました。本年3月には、この海外医療福祉建築視察報告会を計画しております。
国内は依然として不況が続いておりますが、保健・医療・福祉サービスは、生活の根幹にかかわる重要な活動です。その活動を支える基盤となる建築環境を創造するために、本年も本協会の会員の皆様の一層のご健闘を期待しております。
2010年元旦