1995年医療福祉建築賞

日本医科大学付属千葉北総病院

日本医科大学付属千葉北総病院

所在地 千葉県印旛郡印旛村鎌苅1715
病床数 600床
延床面積 54,451㎡
竣工年月 1993年11月
開設者 学校法人日本医科大学
管理者 学校法人日本医科大学
設計者 伊藤誠・㈱千代田設計
施工者 清水・大林・大成共同企業体
【選評】

 21世紀を展望し高度医療とその研究教育を総合的に達成できる場として,さらに北総地域の総合的かつ高度医療施設・大規模災害拠点病院としての役割を期して計画された.
 何ぶんにも1床当り97m²という面積を確保し得たことが6m×150mのホスピタルストリートから各部門がクロスして展開される構成をとることを可能にし,将来機能の成長変化進展に備えたブロックプランを容易にし,さらに患者のアメニティの向上に少なからず寄与しているといえる.大スパンと十分な階高を進展への対応として確保していることは羨望に値する.一時期を画したとはいえ面積構成・配分の妥当性については評価の分れるところである.