2003年医療福祉建築賞

国立成育医療センター病院

国立成育医療センター病院

 

所在地 東京都世田谷区大蔵2-10-1
病床数 500床
延床面積 64,662㎡
竣工年月 2001年11月
開設者 厚生労働省
管理者 国立成育医療センター
設計者 厚生労働省医政局国立病院課、㈱日建設計
仙田満+環境デザイン研究所
㈱日建スペースデザイン
施工者 大成・奥村・安藤特定建設工事共同企業体
【選評】

 従来の小児医療の枠を越えて胎児期から小児・思春期を経て出産期に至る過程を継続的に扱う成育医療を体現する場として計画された.こどもと家族のための空間は,喫茶・コンビニ・花屋など街の賑わいを演出しており,水の演出,各所に設けられた遊び場や遊具・インテリア・アートなど密度の濃いデザインである.電子カルテ・病床端末などの情報化,リニアモータ水平小型搬送機を導入した搬送システム,感染防止管理マニュアルに基づいた新型手術用手洗器デザイン・手術部門1足制履替システムなど病院の基本的な機能の面でもしっかりとした計画がなされている.コージェネ・燃料電池利用や屋上緑化・ペアガラス使用などアクティブ・パッシブな面での環境共生への配慮も良好である.